【書籍紹介】『書物学 第26巻 古筆見の仕事 真偽の先にあるもの』勉誠社

 古筆の真偽・筆者などを鑑定する「古筆見」にスポットをあてた『書物学 第26巻 古筆見の仕事 真偽の先にあるもの』が刊行されました。公式サイト

【目次】
序論 身近にある鑑定文化―古筆見とその鑑定書 佐々木孝浩
文化としての古筆鑑定―西鶴作品に登場する古筆 佐々木孝浩
日本書道史における「鑑定」―能書の見る眼、古筆家に至るまで 金子馨
烏丸光広の鑑定事績 久保木秀夫
古筆家歴代について―古筆家成立期の考察 中村健太郎
【コラム】古筆鑑定書の形式と種類 中村健太郎
古筆鑑定文書の「琴山」印について―「琴山」極印の分類 中村健太郎
古筆本家歴代略歴および極印一覧 中村健太郎
大應寺と古筆了佐 本多潤子
始まりは愛―古筆手鑑における聖武・光明切の位置付け ウォーリー朗子
本文の仮名字母を用いた『源氏物語』写本の分類と伝称筆者の関係―室町時代の写本を例として 齊藤鉄也
【連載】松朋堂新収古書解題 第6回 灌頂事 治承五年(一一八一)釈朗澄写 佐藤道生
【連載】西洋古書の遠近法VOL.13 印刷出版業者の商標について 雪嶋宏一