2022-03-18 / 最終更新日時 : 2022-03-18 cfid+ 書籍の修復 作業の安全性のために -資料保存に使用される薬品の毒性- 書籍の保存修復処置、具体的にはクリーニングや脱酸性化処置等に用いる薬品は、日常的にはほとんど扱われないものが多い。少なくともコンサベーションということを念頭に仕事をしている者が、自分の使用している物質を知らずに使う等と […]
2022-02-21 / 最終更新日時 : 2022-02-19 cfid+ 書籍の修復 裏打ちする?しない? 和装本の本文紙にできた虫損に対して「虫損部分のみ手繕い」、「裏打ち+敷干し」、「裏打ち+仮張り」等の処置を施した時に本文紙の表面(表情)はどのように変わってしまうのでしょうか? 画像をご確認いただくと、「裏打ち+敷干 […]
2021-04-09 / 最終更新日時 : 2021-04-22 cfid+ 書籍の修復 色々と仕込みの時期なんです。 年度初めのこの時期には、今後使用する材料の下準備を行っています。洋装本のヒンジに使用する寒冷紗を和紙で裏打ちし、綴じ糸が白いままでは目立ちすぎることもあるので染めます。その他、和装本の下綴じに使用する紙縒りを作ったり、 […]
2020-09-12 / 最終更新日時 : 2020-09-12 cfid+ 書籍の修復 貴重な書籍、資料へのふせん等の使用は要注意! 書籍の修復作業を行っていると「ふせん」が貼られている場合があります。ページの目印として、内容に関するメモ書きとして、あるいは所蔵者が閲覧利用時の注意書き(図版部分に「コピーの際は要注意!」等)として貼り付けている場合等 […]
2016-06-14 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 少量脱酸の技術(3) 以下に紹介する脱酸法に使用する物質は、炭酸水素マグネシウムの水溶液です。水酸化マグネシウムあるいは炭酸マグネシウムは水にほとんど溶けませんが、炭酸水にはMg(HCO3)2の形である程度溶解します。バロウの二槽式脱酸法等 […]