1919年に国産第一号のクロス（ブッククロス）を製造したダイニック株式会社様の埼玉工場を東京製本倶楽部研究会員として見学させていただいた。同工場では主に紙クロス、ビニールクロス、不織布等を製造している。その応用範囲は多 […]

　書籍の綴じ直しに使用している太さの異なる数種類の麻糸に矢車（やしゃ）で古色を付けました。近現代の茶変色した資料の綴じ直しで真っ白な麻糸を使用すると、糸ばかりが目立つことになってしまいますが、古色付けした糸を使用すること […]

　「はなぎれ」には、背の天地に色糸で編んだものや飾り布を貼付したもの（貼り花布）等があります。その目的としては書架から取り出すときに背の上部が傷まないようにするためや、折丁の端が露出するのを隠すためといわれています。その […]

　和装本の虫損直し用として主に使用している小刷毛の毛先が短くなってきたので、スペアをそろそろ用意しておくことにしました。買い求めに行ったのは浅草（稲荷町駅から徒歩数分）にお店を構える（有）宮川刷毛ブラシ製作所さん。お邪魔 […]

　1910年に刊行された半革装本の平の革部分にライプツィヒの製本屋さんの名前が空押しされていました。「Wilhelm Thömsgen」という名で検索してみましたが、どうやら現在は存在しないようです。