2016-06-14 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 少量脱酸の技術(3) 以下に紹介する脱酸法に使用する物質は、炭酸水素マグネシウムの水溶液です。水酸化マグネシウムあるいは炭酸マグネシウムは水にほとんど溶けませんが、炭酸水にはMg(HCO3)2の形である程度溶解します。バロウの二槽式脱酸法等 […]
2016-06-01 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 柿渋ボードをつくる ボール紙に厚手の和紙を貼り込み、柿渋を塗り重ねたものが柿渋ボードです。主に和装本の虫損直しの時に、渋紙(厚い和紙に柿渋を塗ったもの)のように下敷きとして使用します。今回は、少々大きめのもの(おおよそA2サイズ)が必要と […]
2016-05-25 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 少量脱酸の技術(2) 1940年代にウィリアム・バロウは、ラミネーション法と組み合わせて劣化資料の修復・保存処置として適用しましたそして処置済みの紙の劣化試験を繰り返し、脱酸が紙(酸性紙)の劣化を抑止することを確認し、またこの処置による資料 […]
2016-05-17 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 少量脱酸の技術(1) 弊社代表が1980年代に発行されていた『コデックス通信№11〜№14』にコデックス会の会員として発表していた「少量脱酸の技術(1)〜(3)」について、その技術的な方法は30年ほど経過した現在でもほとんど変わっていません […]
2016-04-18 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 和本に挿み込まれた「いちょう」の葉っぱ 和本、漢籍などを解体修理していると丁の内側(袋の中)などに「いちょう」の葉っぱが挿んであるのを見つけることがあります。遊び心としてなのか、呪術的な何かのためなのか・・・前々から気にはなっていたのですが、ようやく調べてみ […]