2016-04-04 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 資料の何をどう考えて、どう直すのか? 〜近代図書資料の保存修復を通して〜 弊社では伝世してきた姿に大きな価値を見出し、なるべくその姿に変更を加えずに利用の安全性と将来的な保存を担保することを目指して作業を行っております。本資料の場合も刊行から約70年の間に蓄積された様々な痕跡(=情報)を本資 […]
2016-03-03 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 いらない情報なんてないんです。 写真は明治時代の中頃に日本で製本・出版された辞書の背表紙の裏側です。出版広告か何かのようですが、このように分かりやすい文字による情報は当然のことながら記録として残しますが、こういったもの以外にも書物は様々な情報を持って […]
2016-02-18 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 ウェイトー(WeiT’o)法のスプレー缶 脱酸剤であるウェイトー(WeiT’o)法のスプレー缶が出てきましたので、ちょっとウェイトー法についてご紹介します。 1971年にリチャード・スミスが開発したもので、液相法の非水溶性脱酸でスプレー法と浸漬法があります。 […]
2015-09-17 / 最終更新日時 : 2020-05-24 cfid+ 書籍の修復 聖書(Family Bible)の保存修復処置を行いました。 【概要】 ご所蔵者様のご祖父母形見の聖書(Family Bible)への保存修復処置を行いました。大型で重量もあることから、繰り返しの利用によって表裏の見返しノド元が切断され、表紙と中身がほぼ分離している状態でした。タイ […]
2015-09-01 / 最終更新日時 : 2020-05-24 cfid+ 書籍の修復 水筆ぺんで和紙を喰い裂きに 水筆ぺんを使って繕い用の和紙を喰い裂きにするのが手っ取り早いが、通常のタイプより平筆タイプの方が便利。とは言っても、そこからきれいに裂けるかどうかはその人次第で、不細工な喰い裂きによって修復された資料は見るに堪えない。 […]