2012-03-21 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 コットン紙のペーストによる充填 コットン紙をメスなどで削り出した後、メチルセルロースと混合してコットン紙ペーストを作る。コットン紙ペーストを用いて本紙に厚みのある版画作品の欠損部分や洋装本の表紙ボードの欠損に対して充填作業を行う。ペーストは乾燥すると […]
2012-02-07 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 洋装本修復における和紙の使用『和紙文化研究 第19号』から 『和紙文化研究 第19号』(和紙文化研究会 2011年12月発行)において私どもの工房が洋装本修復の分野でどのように和紙を使用しているかについての記事を掲載しております。 掲載記事の中では、和紙を洋装本修復で使用する理 […]
2012-01-10 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 表紙ボード欠損の修復 表紙ボードの欠損部分の形状に合わせて中性ボードを加工し、接続部分の隙間にペースト状繊維(中性ボードを削って取り出した繊維をメチルセルロースと混ぜたもの)を充填させます。その後、表裏の両面から和紙を貼り重ねて補強をし、表 […]
2011-10-24 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 折記号/折丁記号 昭和初期(戦前)に刊行された雑誌の折丁背に印刷されている折記号。別紙の図版などを除いた折丁に「一折、二折、三折・・・・・九折」と印刷されていたり、折丁を「山」と表現して、写真のように「山七」などと印刷しているものもある […]
2011-08-18 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 角布(裂)を付ける 角裂(かどぎれ)とは、洋装本でいう花布(はなぎれ)のようなもので、和装本の角を「まとめる」・「補強する」・「装飾」などといった製本上の役割を担うものとなります。角裂には、絓(しけ)と呼ばれる繭の上皮からとった節のある絓 […]