2011-05-10 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 書写材料の変遷 3 パーチメント パーチメントとは、書写材料に適すように、動物の皮を加工したものです。とても丈夫で耐久性に優れていて、環境が整えば千年以上持つ素材です。動物の生皮をそのままにしておくと、乾燥して硬くなったり腐敗したりしてしま […]
2011-04-19 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 和刻本蘭書のこと 2 このような情勢下で最初に蘭書の印刷を試みたのが「長崎版」といわれています。2)長崎版…長崎奉行所などで印刷された蘭書嘉永元年(1848)7月…オランダ船が舶載してきた西洋植字印刷機一式(手引活版印刷機、欧文活字類)を阿蘭 […]
2011-02-18 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 書写材料の変遷 2 パピルス パピルスは丈の高い、花をつける淡水の水辺に生えるカヤツリグサという草で、茎の形が三角形です。緑色の外皮があり、その内側に細胞と脈管の束でできた髄からパピルスは作られます。 古代ギリシャ人は、食物として利用される […]
2011-01-25 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 和刻本蘭書のこと 1 私どもが修復を依頼された本の中に外観は完全に洋装だが、普段扱い慣れている一般的な洋装本と比べてその重量が異様に軽いものがありました。少し調べてみると、「岡見彦三版の和刻本蘭書」(詳細は後述)であることが分かり、このこと […]
2011-01-19 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 書写材料の変遷 1 紙が書物の媒体として使用されるようになる以前、古代より身近にある様々なものを書写材として使用してきました。 ○粘土板 紀元前3000年からメソポタミア地方で使用されました。まだ粘土板が柔らかいうちに楔形文字を刻み込み、 […]