2010-09-16 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 明日のために(色々な試み) インキュナブラの復元サンプルを制作する ⑧ 5.花布を編む 花布の芯には綴じの支持体と同じトーイング革を使用。①1段目の花布を麻糸(綴じ糸と同じもの)で背貼りの仔牛革とともに編む。 ②2段目はJane Greenfield & Jenny Hille著『H […]
2010-08-31 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 明日のために(色々な試み) インキュナブラの復元サンプルを制作する ⑦ 3.支持体の準備 トーイング革を和紙で裏打ちし、補強と形態安定を図る。4.綴じ フランス製の麻糸№12を使用。8の字を描くように運針を行い、空廻しを適当に入れることで隙間ができないようにする。
2010-08-24 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 明日のために(色々な試み) インキュナブラの復元サンプルを制作する ⑥ 今回から復元の過程をご紹介していきます。1.表紙板の加工 Szirmaiの研究結果を参考にブナ材を使用。小刀、彫刻刀などで支持体を固定するための溝を彫り、周縁部の加工(面取り)も行った。 2.折丁の準備 綴じ糸が通る部 […]
2010-08-05 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 明日のために(色々な試み) インキュナブラの復元サンプルを制作する ⑤ (9)留め具 ①長いストラップタイプ(15世紀後半まで)と②フック・クラスプタイプ(1400年頃に現れて普及)の2種類がある。ストラップは、空押しで装飾されたりしたが、よく古い本の端切れ革を再利用した。15世紀には装飾が […]
2010-07-29 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 明日のために(色々な試み) インキュナブラの復元サンプルを制作する ④ (7)表装 革が中世後半までは、最も主要な材料。総革ばかりでなく、半革(1/3程度)もある。また、高価なビロードもしばしば使用され、パーチメントはリンプ装以外ではあまり使われない。革の種類は、シャモアがあまり使われなくな […]