2015-06-22 / 最終更新日時 : 2020-05-25 cfid+ 特集 お道具いろいろ① 切型(きりかた) 「切型(きりかた)」…袋綴じの下綴じを行った後、一定の大きさに化粧裁ちするための型板。美濃板、半紙板などの大きさの切型がある。(櫛笥節男著『書庫渉猟』より) 写真の切型は、先日譲り受けた美濃板。276mm×195mm
2014-12-15 / 最終更新日時 : 2020-05-26 cfid+ 明日のために(色々な試み) 防水透湿性素材の情報 水に対してデリケートな紙資料や紙作品に対して、間接的に加湿を行う場合に用いる防水透湿性素材の情報です。(情報提供:修復家 斎藤敦) 【名称】 強撥水・透湿生地 MA-3000-2 (色は全21色、本サンプルは#902) […]
2014-11-27 / 最終更新日時 : 2020-05-26 cfid+ 書籍の修復 綴じ糸と蜜蝋 蜜蝋とは、ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもので、特徴的な黄土色はミツバチが持ち運んだ花粉の色素の影響を受けているという。製本作業において糸綴じを行う際にこの蜜蝋が活躍する。綴じの作業を行う前にこの蜜蝋に綴じ糸を何回 […]
2010-12-08 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 本文紙の虫損直し用印刀 最近、とある先生のご紹介で新型の「ステンレス製虫損直し用印刀」を入手しました。以前の記事でご紹介した際に使用していたアクリル製印刀では、作業時に重要な要素となる”押さえ”が効きにくいこともあったのですが、新型ではその点 […]
2010-09-02 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 書籍の修復 ヒンジ用の寒冷紗を裏打ちする 書籍修復においてヒンジ(表紙と中身の接続補強)として使用する寒冷紗の裏打ちを行う。市販されている裏打ち寒冷紗もあるが、私達が修復に使用するのには強度に多少の不安が残るため、機械漉き薄口楮和紙で自家製の裏打ち寒冷紗をある […]